有限会社 佐伯建設


 古民家が改築されるまで 〜納屋から離れへ編〜


「古民家の改築」と一口に言っても、どのような状態のものからどのように改築するかは様々で
「これ」といったやり方、設計施工があるわけではありません。
施主様のプランを元に当社からも専門業者としてのアドバイスをさせていただき
「どのような改築にするか」を決定してから設計施工いたします。
あえて言うなら、それこそが「これ」といったやり方、最良の方法と当社は考えます。
そのそうな改装、改築が具体的にはどのように行われているのか?
今回は当社によって築60年の納屋が離れへと改装される工事様子を追って、簡単に紹介させて
いただきます。



築60年の納屋です。
補修により外見は一見、大丈夫そうですが…。


外壁のトタンはすっかり曲がってしまい。内側の土壁も曲がって、かなり崩れてしまっています。


柱自体はしっかりしていますが、基礎が下がってしまっていて、
先っぽが腐り始めている柱もあります。



こんな感じの納屋から、改装開始です。
まずは掃除をして、中の荷物を運び出し、古い傷んだ壁を外していきます。



やっと、半分くらいはずれました。


柱を残しつつ、基礎からやり直すために傷んだ先端を切り落として、
ジャッキで家自体を持ち上げてしまいます。


これで基礎を作り変える作業ができます。


整地して型枠をしっかりとすえつけ、鉄筋コンクリートの基礎を作ります。


基礎が完成したら、浮かせていた建屋を着地させて合体。
しっかりと接合します。


次は足場を組んで、外壁の作業に入ります。横の柱や間柱が不足しているので
付け加えていきます。


横板を取り付けていくと、だいぶ壁らしい見た目になってきます。



夜を徹しての外壁作業です。


内装工事にも入っていきます。


この納屋には古くて立派なタンスもありました。
これも修理して、使っていきます。


風合いを壊さないように釘にも目隠しを付けてみます。




外装はほぼ終わって、外から見るとまるで完成したかのようです。
ここまでの作業に〜日くらいかかりました。


玄関は石畳風です。


古い時計も置いてみました。


玄関の雰囲気を生かした間接照明を配してみます。


照明をつけると、こんな感じです。


これももともとあったタンスです。傷んでいたので修理して…。


靴箱へと生まれ変わりました。


もうひとつのタンスも修理して、ここに。
古いタンスとコンピューターというミスマッチな取り合わせですが、
面白くないですか?


台所のサイドボードももともとあった素材を使っています。






掘りごたつのある居間の様子です。



くつろぎの空間をロッキングチェアで。




扉も昔の味わいのあるものをなおして使っています。

えっ!? 電話室。

実はトイレです。



着手から約〜。ついに改築が終わりました!

現代的に生まれ変わった古民家の様子をご覧ください。















いかがだったでしょうか?
これはあくまで古民家改装の一例にすぎません。
当社がこれまでどのような改装を行ってきたかはこちらから、 ご覧ください。


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